静岡で土地が安い地域を調べて、最初に見えた結論

今回、「静岡で土地が安い地域を知りたい」という検索意図に正面から答えるために、静岡県の令和7年地価調査と地価公示を一つずつ追ってみました。最初は、単純に最安値の市町を並べれば十分だろうと思っていたのですが、資料を見進めるうちに、実際はそんなに単純ではないと感じました。たしかに安い地域ははっきりしていて、令和7年地価調査の住宅地平均価格の下位は、川根本町、御前崎市、南伊豆町、松崎町、河津町、西伊豆町、森町、菊川市、牧之原市、伊豆市の順です。しかも県全体の住宅地平均価格は64,600円/㎡なので、この下位グループは県平均を大きく下回っています。 (静岡県公式サイト)
いちばん安いのは川根本町だった
データを見て、まず目が止まったのは川根本町でした。住宅地平均価格は9,100円/㎡で、県平均64,600円/㎡と比べるとかなり低い水準です。ここまで数字が開くと、「静岡で土地が安い地域」と検索する人が最初に知りたい答えとしては、川根本町が筆頭候補になるのは間違いありません。実際、資料を読んでいても、最安値という一点ではかなりわかりやすい存在でした。 (静岡県公式サイト)
ただ、私が途中で見方を変えたのもこのあたりです。川根本町は住宅地の対前年変動率でも▲3.0%と下位に入っていて、価格が安いだけでなく、地価の下落が続いている地域でもあります。数字だけを見るなら魅力的ですが、「安いから買い得」と短絡的に考えるのは危ない。資料を読みながら、私はここでようやく、土地探しは価格表だけでは終わらないと腹落ちしました。 (静岡県公式サイト)
安さと現実感のバランスで気になったのは御前崎市、森町、菊川市、牧之原市

一方で、私が「実際に検討するなら、このあたりから見始めたい」と感じたのは、御前崎市、森町、菊川市、牧之原市です。住宅地平均価格は、御前崎市が13,800円/㎡、森町が26,700円/㎡、菊川市が27,000円/㎡、牧之原市が28,500円/㎡。最安値帯ほど極端ではないものの、県平均と比べれば十分に安い水準です。価格だけを追うともっと下の地域もありますが、私自身は、安さに加えて「ここなら現実的に探しやすそうだな」と思えるラインに、この4地域が入りました。 (静岡県公式サイト)
とくに検索ユーザーの気持ちに寄り添って考えると、「静岡で土地が安い地域」と調べる人は、単に最安値を知りたいだけではなく、総額を抑えつつ暮らしも破綻しにくい場所を探していることが多いはずです。今回データを見ていても、そういう人に対しては、最安ランキングを機械的に並べるより、御前崎市、森町、菊川市、牧之原市のような“安いけれど検討対象に入れやすい地域”を先に示したほうが、記事として親切だと感じました。 (静岡県公式サイト)
伊豆方面は安い。でも、安さの意味はひとつではない
もうひとつ強く印象に残ったのが、伊豆方面の安さです。南伊豆町は14,000円/㎡、松崎町は18,500円/㎡、河津町は21,600円/㎡、西伊豆町は21,900円/㎡、伊豆市は29,000円/㎡で、いずれも静岡県内では安い側に入っています。数字だけを見るとかなり魅力がありますし、「伊豆でこの価格なら気になる」と感じる人は多いと思います。私も正直、最初はかなり惹かれました。 (静岡県公式サイト)
ただ、資料を重ねて見ていくと、伊豆市は住宅地の対前年変動率が▲2.0%、松崎町も▲2.0%、西伊豆町も▲2.0%、河津町も▲1.4%と、下落率の低くない地域が並びます。つまり、伊豆方面は「安い」のは事実でも、その安さの背景まで読まないと判断を誤りやすい。私なら、このゾーンを検討するときは価格の安さに飛びつくより、通勤や通学の動線、買い物環境、医療機関までの距離、災害ハザードを必ず重ねて見ます。安い土地ほど、暮らし始めてから差が出ると感じたからです。 (静岡県公式サイト)
私が「安い地域」の見方を変えた理由
今回の調査で意外だったのは、静岡県全体で見ると、令和7年地価公示の住宅地平均価格は72,000円/㎡、平均変動率は0.0%で、県全体としては大崩れしているわけではないことです。つまり、静岡全体が極端に安くなっているわけではなく、安い地域には安い地域なりの事情がある。その前提に立つと、「静岡で土地が安い地域」を探すときは、ただ安い順に見るのではなく、価格が安い理由まで読むことが大切だとわかります。 (静岡県公式サイト)
私自身、最初は“安さ”をひとつの尺度として見ていましたが、資料を読み込むほど、実際には二つの探し方があると思うようになりました。ひとつは、とにかく土地の取得費を抑えたい人の探し方。もうひとつは、価格を抑えつつも暮らしやすさや将来の売却可能性まで考える探し方です。同じ「静岡で土地が安い地域」を探すにしても、この二つはまったく別の行動になります。記事でそこを分けて書かないと、読者はかえって迷う。今回の情報収集で、いちばん強くそう感じました。 (静岡県公式サイト)
結局、静岡で土地が安い地域はどこを選ぶべきか

結論として、静岡県で土地が安い地域を最安値ベースで見るなら、川根本町、御前崎市、南伊豆町、松崎町、河津町、西伊豆町がまず候補に入ります。とにかく価格を抑えたいなら、この並びは外せません。一方で、私が“安さと現実感のバランス”という目線で先に見たいと感じたのは、森町、菊川市、牧之原市、そして価格帯を少し広げるなら伊豆市です。単純な最安値勝負ではなく、実際の暮らしを想像しながら探したい人は、こちらの見方のほうが失敗しにくいはずです。 (静岡県公式サイト)
ちなみに、もし土地探しの背景に移住もあるなら、静岡県には東京圏からの移住者向けに、単身60万円、世帯100万円、さらに子ども1人につき100万円を加算する移住支援金制度があります。私はこの情報を見て、土地価格だけでなく、移住支援まで含めて総額で考える視点もかなり重要だと感じました。土地が安い地域を探すときほど、物件価格だけで完結させないほうがいい。今回あらためて資料を追ってみて、そのことを強く実感しています。 (iju.pref.shizuoka.jp)
この記事は、静岡県が公表している地価調査・地価公示などの一次情報をもとに、実際に地域ごとの価格水準や変動率を比較しながら、自分で調べて感じた視点を交えて構成しています。単なる印象や不確かな口コミだけに頼らず、公的データを確認したうえで、土地の安さだけでなく暮らしやすさまで含めて判断できるようにまとめました。


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