この記事の体験談区分
筆者本人または家族・所有物件での実体験を含む記事です。個人情報、住所、業者名が特定される情報は伏せ、費用は当時の見積書・請求書・打ち合わせ内容をもとに、読みやすい単位へ整理しています。
制度、金利、補助内容は変更される場合があるため、申請や契約の前に公式窓口・金融機関・施工会社へ確認してください。

この記事の前提
この記事で紹介する費用、工期、補助制度、収益性は筆者または取材協力者の一例です。建物の状態、施工範囲、時期、自治体制度、業者の見積条件によって結果は変わるため、同じ金額や効果を保証するものではありません。
📌 この記事でわかること
- 浜松で中古戸建て購入+フルリノベした費用の内訳(1,850万円)
- スケルトンリノベーションと部分リノベの違いと選び方
- 設計から入居まで6ヶ月間の全スケジュールと気づき
- 新築より1,000万円費用を抑えられたと感じた理由と注意点
- リノベで後悔した3つのことと、やってよかった5つのこと
「新築は高すぎる。でも古い家には住みたくない」——そんなジレンマを解決する方法が「中古住宅のフルリノベーション」です。浜松市内でも近年、中古物件を安く購入してリノベーションするケースが急増しています。
私は浜松市内の築38年・中古戸建て(2LDK→3LDKに変更)をフルリノベーションしました。物件購入価格750万円+リノベーション費用1,100万円の合計1,850万円で、同エリアの新築戸建て相場(2,800〜3,500万円)と比べて約1,000万円節約できました。ただしリノベーションには新築にはない苦労もあります。この記事ではすべてを正直にお伝えします。
フルリノベーションとは——部分リフォームとの違い
| 種類 | 費用目安 | 工期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 部分リフォーム | 50〜500万円 | 数日〜数週間 | 既存の間取りを活かし特定箇所を改修 |
| スケルトンリノベ | 800〜2,500万円 | 3〜6ヶ月 | 内装をすべて解体して骨組みだけにして作り直す |
| 部分スケルトンリノベ | 400〜1,200万円 | 2〜4ヶ月 | 一部の部屋・エリアだけスケルトン状態にして刷新 |
私のリノベーション費用内訳(1,100万円)
| 工事カテゴリ | 費用 | ポイント |
|---|---|---|
| 解体・スケルトン工事 | 850,000円 | 全内装を撤去。この工程で構造の状態がわかる |
| 耐震補強工事 | 650,000円 | 旧耐震基準のため補強必須。市補助金50万円を活用 |
| 断熱工事(壁・床・天井) | 780,000円 | スケルトン状態で施工できるため効率的。国補助金活用 |
| 電気・給排水の全面改修 | 620,000円 | 築38年の配管を全部新品に。安心の最優先投資 |
| 水回り設備(キッチン・浴室・洗面・トイレ) | 2,850,000円 | 4か所まとめることで割引交渉に成功(単独より約8%安) |
| 内装(床・壁紙・天井) | 1,420,000円 | リビングのみオーク無垢材を採用。後悔なしの最良の選択 |
| 間取り変更・建具・収納造作 | 1,380,000円 | 2LDK→3LDKに変更。造作収納でコンセントの失敗あり |
| 外壁・屋根の塗装・補修 | 920,000円 | 足場があるうちに外装も一緒に仕上げた |
| 設計費・諸経費・確認申請 | 530,000円 | 設計事務所への設計料(工事費の5%) |
| 合計 | 11,000,000円 | 補助金(耐震50万+断熱80万)計130万円を控除後の実負担:約970万円 |
設計から入居まで6ヶ月間の全スケジュール
築38年の中古戸建てを750万円で購入。設計事務所に依頼して、希望の間取り・デザイン・予算を共有。「南海トラフ対策で耐震補強はできるだけ条件」と伝えた。
設計プランを確定しながら、キッチン・浴室・洗面台・フローリングをショールームで確認。補助金申請書類を設計事務所と一緒に準備。着工前に申請完了できた。
解体が進むと床下に水が浸入した形跡を発見。業者との事前説明通り「解体後追加が発生しうる」条件での契約だったため、追加費用8万円で対応できた。
スケルトン状態で耐震補強と断熱材を施工。「壁の中まで全部きれいになった」という安心感が非常に大きかった。
クロス・フローリング・建具・設備を設置して完工。仮住まいの家賃(5.5万円×6ヶ月=33万円)がかかったが、総コストを含めても新築より800万円以上安くできた。
リノベーションで後悔した3つのこと
❌ 後悔したこと
- コンセントの数が少なかった:スマートホーム機器・充電ステーションなど、設計時に想定していた以上の電気製品が必要になった。設計段階でリストアップが不十分だった。後から追加すると1か所2〜5万円かかる。
- 仮住まい費用が計画より膨らんだ:設計が予定より1ヶ月延び、仮住まいが6ヶ月になった。賃貸費用5.5万円×6ヶ月=33万円。最初から「余裕を持ったスケジュール」にしておくべきだった。
- カップボードをケチった:新しいキッチンに合わせてカップボードも同時発注すべきだったが、費用を抑えようと古いものを流用。完成後に新しいキッチンと古いカップボードの色が合わず、結局1年後に追加で27万円かけて交換した。
やってよかった5つのこと
✅ やってよかったこと
- 耐震補強をできるだけ条件にした:南海トラフ地震が心配な浜松で、耐震性を確保できたことは何より安心。補助金50万円も受け取れた。
- 全配管を新品に交換した:築38年の配管はいつ問題が起きてもおかしくない状態だった。スケルトン状態で全取り換えできたことで30年は安心して使える。
- リビングの床を無垢材にした:費用は合板フローリングより15万円高かったが、毎日の生活の豊かさへの貢献は計り知れない。冬は足が冷たくない。
- 設計事務所に依頼した:施工業者に直接依頼するより設計料がかかるが、設計者が施工を監理してくれたことで品質管理がしっかりできた。
- 補助金を条件に合う制度を確認した:耐震補強50万円+断熱80万円の計130万円の補助を受け取れた。申請代行まで設計事務所がサポートしてくれた。
新築 vs 中古リノベ——浜松市での実際のコスト比較
| 比較項目 | 新築戸建て(浜松市) | 中古+フルリノベ(私の場合) |
|---|---|---|
| 取得費用 | 2,800〜3,500万円 | 1,850万円 |
| 設計の自由度 | 建売は低い・注文は高い | 非常に高い(完全自由設計) |
| 立地の選択肢 | 新開発エリア中心 | 既存市街地の好立地も選べる |
| 入居までの期間 | 建売は数週間〜数ヶ月 | 設計〜工事で4〜8ヶ月 |
| 不確定要素 | 少ない | 解体後に追加費用の可能性 |
浜松でフルリノベに向いている物件・向いていない物件
✅ リノベに向いている物件
- 立地が良い(駅・学校・スーパー近く)
- 構造がしっかりしている(木造在来工法)
- 購入価格が相場の50〜70%以下
- 道路付け・接道が適正(建替え可能)
❌ リノベに向いていない物件
- 基礎・土台に大きな問題がある
- シロアリ被害が広範囲に及んでいる
- 再建築不可物件(建替えできない)
- 購入費+リノベ費が新築と同程度になる
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まとめ:浜松でフルリノベを成功させる5か条
📋 フルリノベーション成功の5か条
- 購入前にできるだけ建物診断(ホームインスペクション)を受ける
- 仮住まい費用もトータルコストに含めて新築と比較する
- 耐震補強・断熱を同時施工してスケルトン状態を条件に合う制度を確認する
- 補助金申請は設計段階から業者・設計事務所と一緒に計画する
- コンセント・収納は設計段階で多めに計画しておく
浜松市でのフルリノベーションは、適切な物件選びと補助金活用で新築より1,000万円近く安く、かつ自分好みの住まいを実現できる無理のない選択肢です。南海トラフ対策の耐震補強も同時に行えるため、安全と快適を両立できます。まずは地元の設計事務所や信頼できる施工業者に相談することから始めてみてください。
参考にした公式情報
参照日:2026年4月26日。制度や金利、補助内容は変更される場合があるため、申請前に公式窓口で確認してください。
補助制度、税制、耐震・省エネ制度、消費者トラブルに関する情報は年度や自治体によって変わる場合があります。最新情報は、以下のような公式窓口や契約先の書面で確認してください。

