浜松で中古戸建て+フルリノベーションした記録|費用・設計・入居までの流れ

浜松の中古戸建てをフルリノベーションする計画の説明イラスト リノベーション・空き家活用
フルリノベーションは、設計・工事範囲・予算配分を早めに整理し、住み始めた後の暮らしまで想像して進めましょう。

この記事の体験談区分

筆者本人または家族・所有物件での実体験を含む記事です。個人情報、住所、業者名が特定される情報は伏せ、費用は当時の見積書・請求書・打ち合わせ内容をもとに、読みやすい単位へ整理しています。

制度、金利、補助内容は変更される場合があるため、申請や契約の前に公式窓口・金融機関・施工会社へ確認してください。

浜松の中古戸建てをフルリノベーションする計画の説明イラスト
フルリノベーションは、設計・工事範囲・予算配分を早めに整理し、住み始めた後の暮らしまで想像して進めましょう。

この記事の前提

この記事で紹介する費用、工期、補助制度、収益性は筆者または取材協力者の一例です。建物の状態、施工範囲、時期、自治体制度、業者の見積条件によって結果は変わるため、同じ金額や効果を保証するものではありません。

📍 対象地域:静岡県浜松市・静岡県西部(遠州地方)   🗓 最終更新:2026年4月   ⚠️ 注記:費用相場・補助金は時期・業者により異なります。最新情報は浜松市公式サイト・各業者にご確認ください。

📌 この記事でわかること

  • 浜松で中古戸建て購入+フルリノベした費用の内訳(1,850万円)
  • スケルトンリノベーションと部分リノベの違いと選び方
  • 設計から入居まで6ヶ月間の全スケジュールと気づき
  • 新築より1,000万円費用を抑えられたと感じた理由と注意点
  • リノベで後悔した3つのことと、やってよかった5つのこと

「新築は高すぎる。でも古い家には住みたくない」——そんなジレンマを解決する方法が「中古住宅のフルリノベーション」です。浜松市内でも近年、中古物件を安く購入してリノベーションするケースが急増しています。

私は浜松市内の築38年・中古戸建て(2LDK→3LDKに変更)をフルリノベーションしました。物件購入価格750万円+リノベーション費用1,100万円の合計1,850万円で、同エリアの新築戸建て相場(2,800〜3,500万円)と比べて約1,000万円節約できました。ただしリノベーションには新築にはない苦労もあります。この記事ではすべてを正直にお伝えします。

フルリノベーションとは——部分リフォームとの違い

種類 費用目安 工期 特徴
部分リフォーム50〜500万円数日〜数週間既存の間取りを活かし特定箇所を改修
スケルトンリノベ800〜2,500万円3〜6ヶ月内装をすべて解体して骨組みだけにして作り直す
部分スケルトンリノベ400〜1,200万円2〜4ヶ月一部の部屋・エリアだけスケルトン状態にして刷新

私のリノベーション費用内訳(1,100万円)

工事カテゴリ費用ポイント
解体・スケルトン工事850,000円全内装を撤去。この工程で構造の状態がわかる
耐震補強工事650,000円旧耐震基準のため補強必須。市補助金50万円を活用
断熱工事(壁・床・天井)780,000円スケルトン状態で施工できるため効率的。国補助金活用
電気・給排水の全面改修620,000円築38年の配管を全部新品に。安心の最優先投資
水回り設備(キッチン・浴室・洗面・トイレ)2,850,000円4か所まとめることで割引交渉に成功(単独より約8%安)
内装(床・壁紙・天井)1,420,000円リビングのみオーク無垢材を採用。後悔なしの最良の選択
間取り変更・建具・収納造作1,380,000円2LDK→3LDKに変更。造作収納でコンセントの失敗あり
外壁・屋根の塗装・補修920,000円足場があるうちに外装も一緒に仕上げた
設計費・諸経費・確認申請530,000円設計事務所への設計料(工事費の5%)
合計11,000,000円補助金(耐震50万+断熱80万)計130万円を控除後の実負担:約970万円

設計から入居まで6ヶ月間の全スケジュール

1月
物件購入・設計事務所との初回打ち合わせ
築38年の中古戸建てを750万円で購入。設計事務所に依頼して、希望の間取り・デザイン・予算を共有。「南海トラフ対策で耐震補強はできるだけ条件」と伝えた。
2〜3月
設計・ショールーム巡り・補助金申請
設計プランを確定しながら、キッチン・浴室・洗面台・フローリングをショールームで確認。補助金申請書類を設計事務所と一緒に準備。着工前に申請完了できた。
4月
着工・解体・スケルトン状態を確認
解体が進むと床下に水が浸入した形跡を発見。業者との事前説明通り「解体後追加が発生しうる」条件での契約だったため、追加費用8万円で対応できた。
5〜6月
躯体工事・耐震補強・断熱・配管工事
スケルトン状態で耐震補強と断熱材を施工。「壁の中まで全部きれいになった」という安心感が非常に大きかった。
7月
内装仕上げ・設備設置・完工・入居
クロス・フローリング・建具・設備を設置して完工。仮住まいの家賃(5.5万円×6ヶ月=33万円)がかかったが、総コストを含めても新築より800万円以上安くできた。

リノベーションで後悔した3つのこと

❌ 後悔したこと

  1. コンセントの数が少なかった:スマートホーム機器・充電ステーションなど、設計時に想定していた以上の電気製品が必要になった。設計段階でリストアップが不十分だった。後から追加すると1か所2〜5万円かかる。
  2. 仮住まい費用が計画より膨らんだ:設計が予定より1ヶ月延び、仮住まいが6ヶ月になった。賃貸費用5.5万円×6ヶ月=33万円。最初から「余裕を持ったスケジュール」にしておくべきだった。
  3. カップボードをケチった:新しいキッチンに合わせてカップボードも同時発注すべきだったが、費用を抑えようと古いものを流用。完成後に新しいキッチンと古いカップボードの色が合わず、結局1年後に追加で27万円かけて交換した。

やってよかった5つのこと

✅ やってよかったこと

  1. 耐震補強をできるだけ条件にした:南海トラフ地震が心配な浜松で、耐震性を確保できたことは何より安心。補助金50万円も受け取れた。
  2. 全配管を新品に交換した:築38年の配管はいつ問題が起きてもおかしくない状態だった。スケルトン状態で全取り換えできたことで30年は安心して使える。
  3. リビングの床を無垢材にした:費用は合板フローリングより15万円高かったが、毎日の生活の豊かさへの貢献は計り知れない。冬は足が冷たくない。
  4. 設計事務所に依頼した:施工業者に直接依頼するより設計料がかかるが、設計者が施工を監理してくれたことで品質管理がしっかりできた。
  5. 補助金を条件に合う制度を確認した:耐震補強50万円+断熱80万円の計130万円の補助を受け取れた。申請代行まで設計事務所がサポートしてくれた。

新築 vs 中古リノベ——浜松市での実際のコスト比較

比較項目新築戸建て(浜松市)中古+フルリノベ(私の場合)
取得費用2,800〜3,500万円1,850万円
設計の自由度建売は低い・注文は高い非常に高い(完全自由設計)
立地の選択肢新開発エリア中心既存市街地の好立地も選べる
入居までの期間建売は数週間〜数ヶ月設計〜工事で4〜8ヶ月
不確定要素少ない解体後に追加費用の可能性

浜松でフルリノベに向いている物件・向いていない物件

✅ リノベに向いている物件

  • 立地が良い(駅・学校・スーパー近く)
  • 構造がしっかりしている(木造在来工法)
  • 購入価格が相場の50〜70%以下
  • 道路付け・接道が適正(建替え可能)

❌ リノベに向いていない物件

  • 基礎・土台に大きな問題がある
  • シロアリ被害が広範囲に及んでいる
  • 再建築不可物件(建替えできない)
  • 購入費+リノベ費が新築と同程度になる

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よくある質問(FAQ)

Q. フルリノベは築何年までの物件が対象になる?
法律上の制限はありませんが、現実的には築50年超の物件は構造的なリスクが高まります。重要なのは「築年数」よりも「構造の状態」です。事前の建物診断(ホームインスペクション)をできるだけ受け、専門家に判断してもらいましょう。費用は5〜10万円程度です。
Q. リノベーション中の仮住まい費用はどのくらい?
工期(3〜6ヶ月)×家賃が仮住まい費用になります。浜松市内の2LDK賃貸は5〜7万円程度が相場です。3ヶ月なら15〜21万円、6ヶ月なら30〜42万円を見込んでおきましょう。総コストに仮住まい費用を含めて新築と比較することが重要です。
Q. 設計事務所と施工業者、どちらに依頼すべき?
設計と施工を分離する「設計事務所+施工業者」方式は、設計者が施工を監理することで品質管理が高まるメリットがあります。ただし設計料(工事費の5〜10%)が追加でかかります。施工業者に設計から依頼する「設計施工一体型」はコストを抑えられますが、施工監理が甘くなるリスクがあります。予算に余裕があれば設計事務所への依頼をおすすめします。
Q. フルリノベで使える補助金はある?
耐震補強・断熱改修・バリアフリー化など、内容に応じた複数の補助金が活用できます。浜松市の耐震改修補助(上限額が設定される場合がある)+国の断熱関連補助(最大200万円以上)を組み合わせると、かなりの金額を回収できます。補助金申請経験のある設計事務所・業者に依頼することが成功の鍵です。

まとめ:浜松でフルリノベを成功させる5か条

📋 フルリノベーション成功の5か条

  1. 購入前にできるだけ建物診断(ホームインスペクション)を受ける
  2. 仮住まい費用もトータルコストに含めて新築と比較する
  3. 耐震補強・断熱を同時施工してスケルトン状態を条件に合う制度を確認する
  4. 補助金申請は設計段階から業者・設計事務所と一緒に計画する
  5. コンセント・収納は設計段階で多めに計画しておく

浜松市でのフルリノベーションは、適切な物件選びと補助金活用で新築より1,000万円近く安く、かつ自分好みの住まいを実現できる無理のない選択肢です。南海トラフ対策の耐震補強も同時に行えるため、安全と快適を両立できます。まずは地元の設計事務所や信頼できる施工業者に相談することから始めてみてください。

参考にした公式情報

参照日:2026年4月26日。制度や金利、補助内容は変更される場合があるため、申請前に公式窓口で確認してください。

補助制度、税制、耐震・省エネ制度、消費者トラブルに関する情報は年度や自治体によって変わる場合があります。最新情報は、以下のような公式窓口や契約先の書面で確認してください。

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